アメブロを更新しました。 『コロナウィルス感染の疑いのある人が在宅している場合 その部屋の換気について』 #コロナウイルス #換気https://t.co/Qbw8Z6ako9
— アサクラハウス 朝倉聖也 (@asakurahousekk) 2020年4月1日
感染の疑いのある人が在宅している場合、その部屋はどのように換気したらいいのでしょうか。
新型コロナウイルスについては最新の知見で、いわゆる“マイクロ飛沫”と呼ぶ細かい飛沫がある程度、空気中を漂って、生存することが分かってきました。空気感染に近い感染経路への対策として「換気」が有効だと考えられますが、分からないことも多い。
というのも、飛沫感染と接触感染については、感染防止効果を示す科学的根拠があるのですが、近距離の空気感染については明確なものがないのです。このため、「換気による室温の低下や上昇に注意してできる限り多く」、としか答えようがないのが実情です。
ただ、自宅で感染の疑いがない家族だけで過ごす場合は、建築基準法が規定する0.5回/h(1時間当たりに部屋の空気の半分が入れ替わること)でよいと考えています。
一方、自宅でパーティーを開くなど大人数で食事や会話をする場合は、この程度の換気回数では、政府のいう”三密”の状態になってしまうと思われます。
ビルやホテルなどの非住宅では、省エネルギーのために換気量を必要最小限に絞り、窓を開けられないことが少なくありません。そんな場合は、換気設備が許す最大風量で運転するようお勧めします。
感染の疑いのある人が在宅している場合、その部屋はどのように換気したらいいのでしょうか。
感染の疑いのある人の部屋は、窓を開けて外気を取り入れる自然換気などによって、その室内で換気を完結するのが望ましいでしょう。
換気経路(換気を⾏う際に空気の通る道筋)が独立している部屋で過ごすのが望ましいのですが、トイレや浴室、洗面所で機械を使って排気する第3種換気ではこれが難しい。
そのため、感染の疑いのある人とない人の生活ゾーンを分け、感染の疑いのある人は換気経路のできるだけ「風下側」の部屋で療養するといいでしょう。感染した人の部屋の空気を、換気経路に通さないためです。
感染の疑いがある人と同居している家族は、その部屋に長時間いることは避けた方がいい。
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